車検にはカーディーラーや町の整備工場、車屋さんで受ける車検とすべて自分で車検をするユーザー車検があります。
会社にお願いして受ける車検は認定工場、指定工場の違いがありますがそちらは↓の記事をご覧ください。
https://zacnet.jp/info/inspection-difference/
ユーザー車検とは
どこの運輸支局(宮城県の場合、仙台市宮城野区扇町にあります)でも良いので車のオーナー自身が車両を車検場に持込、車両検査や書類手続きをすることです。
車両の検査と言っても基準を満たしているかどうかの検査ですので整備などは自分でもしくは業者に依頼して行う事となり、検査時に不適合箇所があった場合は不適合箇所解消後に再検査になります。
ユーザー車検のメリットとして
- 車検費の節約
車検代行費用など書類手続きや検査場持込がありませんので法定費用のみとなり車検費用は安くなります。 - 車の税金や保険料仕組みに詳しくなる
自分で書類を作成し提出しますので車検の仕組み、税金などを把握しやすくなります。 - 車検が1日で終わる
もし、車両と書類に不備がなければ1日で車検が終了します。
ユーザー車検のデメリットとして
- 運輸支局に持ち込む時間帯に制限がある
車検場、運輸支局に持ち込むためには事前の予約が必要です。
そしてその予約日は平日の日中に限られますので日にちの確保が必要になります。
現在ではWEBで予約ができるようになっています。(検査希望日2週間前から予約可能)
国交省検査予約システム(普通車) 軽自動車検査予約システム - 法定24ヶ月点検が別に必要になる
ユーザー車検はあくまで安全面や環境面などが保安基準に適しているかどうかを検査しているので車の故障を防ぎ性能を維持する法定24ヶ月点検は別に受けなければなりません。
その際、自分で点検整備を行える方は良いのですが知識がない場合は業者に頼むことになります。 - 車両検査で不適合箇所があると再検査
検査で不適合箇所が見つかるとそこを直してから再検査となります。
その際、自分で出来なければ業者に頼むことになるので追加費用と次の時間帯の検査で再検査となりますので1日跨いでの車検になる可能性があります。 - 代車がない
自分で車検を通すユーザー車検では当然代車などありません。
上記がユーザー車検のメリット・デメリットになります。
自分で整備や点検ができる方で時間が取れる方は車検費用を安く抑えられ手順を学んでいけるので後々も通しやすくなるのでユーザー車検は利点となります。
ただ車検費用が安くなるからとユーザー車検を選択したいと言った場合は上記の通り、検査と書類の手間があり尚且つ整備が別途必要になるので利点は薄いかと思います。
ユーザー車検に必要なもの
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車検証
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自動車損害賠償責任保険証明書(旧・新、2枚)
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自動車税納税証明書
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継続検査申請書
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自動車重量税納付書
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自動車検査票
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点検整備記録簿
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使用者の印鑑
自動車検査票、自動車重量税納付書、継続検査申請書は車検当日に運輸支局内で用意できますので事前にその他の書類を用意すれば大丈夫です。
ユーザー車検の流れ(当日)
- 運輸支局で用紙の入手・作成
上記3つの書類を窓口から配布を受けて必要項目を記入していきます。(支局内に見本あり) - 自動車重量税・検査手数料の支払い(印紙・証紙購入)
窓口の印紙・証紙販売所から必要な自動車重量税分と検査手数料分の印紙・証紙を購入しそれぞれに添付します。 - 納税確認
自動車税納税証明書を納税確認窓口に提出します。
自動車税を滞納していない・納税から3週間経過している場合はデータベースで確認が取れますので省略される場合があります。 - 車検受付
運輸支局内のユーザー車検窓口に書類一式とユーザー車検の予約番号を伝えます。
書類に不備があった場合は職員から指摘がありますので修正を行います。 - 検査コース入場
自動車に乗り検査コースで係員の指示の元、受検を行います。 - 車検証の交付
検査に合格であれば書類一式を車検交付窓口に提出することで新しい車検証と検査標章のステッカーが交付されます。
これで車検は終了となります。
車両検査の受検で不合格となった場合は再検査となりますので当日運輸支局で車両検査を受ける前に予備車検場(テスター屋)にて項目の点検を受けるとスムーズに検査を進めることができるのでオススメです。
以上がユーザー車検となります。
この記事が参考になれば幸いです。
車検は各々受け方は様々です。
ZACでも車検を行っています。
仙台での車検ならZAC